行き過ぎた指導の予防・防止😸
大阪府でバスケットボールにおいて優秀な成績を出していた公立高校、最近では私立秀岳館高校など、体罰事件については先日言及した。本日は教職員による行き過ぎた指導を予防・防止するために、教職員は何を念頭に置くべきかを示すことにする。
教員の指導力が不足している場合、不適切な指導や未熟な指導が行われがちである。具体的に言えば、子どもが教職員の指導についてこない場合、「大きい声や威圧的な態度、強制的な行動をとる」「子どもは教員のいうことを聞くのは当然と考える」「指導に柔軟性がなく、是が非でも教え込まなければいけないと思い込む」等、行き過ぎた指導は行われがちである。
子どものより良い成長を目指す教育活動において、子どもを強い言動で抑え込み、子どもを追い詰めてしまう行き過ぎた指導は決して行ってはならない。子どもに知識や技能、問題解決能力を身に付けさせるには、自ら学び、自ら考える態度を育てることが大切である。また、集団生活をする学校では、規律を守ることも重要である。
そこで教職員は、子どもとなぜ学んだり規律を守ったりする必要があるのかを話し合い、学ぶことの必要性や規律を守ることの重要性について考えを深める必要がある。次に子どもの思いを大切にした指導を進める。その際、学習規律を守らないときは、適切に指導し、子どもの言い分を聞き、今後の対応策を考えさせる。同じ言葉で指導しても、子どもにより受け取り方は違ってくる。個に応じた言葉を選んで指導にあたる必要がある。さらに日々の氣付きをノートに記録し、一人ひとりを多面的に理解し、一人ひとりの理解を深め、個に応じた指導を進め、子どもの心を傷つけずに子どもの意欲を高める指導を推進するのが良い。
教職員は、一人で指導にあたるのではなく、報告・連絡・相談をキーワードに学年の教員や管理職の助言を受けて指導にあたる。また保護者会・学級通信を利用し、子ども・保護者の声を聴くように努める。そして授業改善に努めるとともに、常に学び続け、個に応じた指導の質を高め、行き過ぎた指導を無くすように意識することが必要である。
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