令和もこべえ

仕事をしている人が意識する方が良いことや、我が国の在り方の改善策について述べるかも🐈

体罰と懲戒の違いについて😸

 秀岳館高校サッカー部におけるコーチから生徒への暴行が問題となっている。前には大阪府の公立学校でバスケットボール部においてこのような事件があったが、部活動や体育の授業等で指導にあたる者が、教育上必要という根拠のない思い込みのもとで、児童生徒に危害を加えるという体罰事件が後を絶たない。教員が体罰をした場合、その教員だけでなく、教職員全体や学校に対しての不信感が高まり、信頼関係は失墜する。

 子どもをほめたり叱ったりするのは教育の基本といわれるが、上手にほめたり叱ったりするのは難易度が高いとされているようだ。特に叱り方は難しいと思われており、一歩間違えるとせっかくの教育効果を台無しにしてしまう。教員が問題行動のある児童生徒に対して行う叱責・起立・罰当番等の「戒め」もしくは「制裁」といった懲戒の行為が体罰にあたるかどうかは、対象の児童生徒の年齢・健康・心身の発達状態、その行為が行われた場所や時間等の環境・懲戒の様態等の諸条件を総合的に考え、個々の事案ごとに判断されよう。

 しかし、その内容が身体的に危害を加える等、児童生徒に肉体的苦痛を与えるもので、長時間の正座・直立は体罰となり、重大な人権侵害となる。具体的にいえば、同じ時間直立した場合、教室内と炎天下、または寒風の中では、児童生徒に対する影響が異なるので、個別・具体的な状況や内容により判断するということである。

 教職員は通常、体罰にあたらないとされる、放課後に教室に残す、授業中に教室内で起立させる、学習課題や清掃活動を課す、学校当番を多く割り当てる、立ち歩きの多い児童生徒を叱って席に着かせる等の行為も児童生徒の立場に立って上手に行っていくことが期待される。

 懲戒のつもりが体罰になってしまったら取り返しがつかない。教職員は叱るときには興奮したり感情的になったりしないように氣を付け、ゆっくり諭すように話すことを心がけることが肝要である。また体罰は決して発生しないように、自らの指導力を高めることに努めるように念頭におくことが不可欠である。

 

 

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