「学級崩壊」予防・対策について😸
学級崩壊や授業崩壊に苦しむ教職員は20年ほど前から話題となっている。現実にこうしたことに苦しみ、精神を病んでしまった教職員は多い。今回は学級崩壊・授業崩壊について述べようと思う。
「授業開始のチャイムが鳴っても席に着かない」「授業中の私語が多く、教員が注意してもやめない」「掃除当番をサボる」など、学級担任の指導を子どもたちが受け入れず、授業が成立しなくなったり、規律や秩序が失われて学級がうまく機能しない状態が、いわゆる学級崩壊や授業崩壊といわれる。
一般的に学級崩壊や授業崩壊を防ぐために最重要なことは、子どもたちにとって、分かるまで教えてくれる受容やしっかり活動させてくれる授業、最後まで聞いてくれる授業を継続することであると思われている。学校生活の大半は授業であり、授業内容がつまらない、自分たちの活動があまりできない、黒板に文字を書くだけであまり解説をしない等の授業が続けられていては、教員に対する子どもの不満がたまる一方のようである。
分かる授業・楽しい授業の実践、具体的にいえば、しっかりと教材研究をして、子どもたちが興味・関心を持つ導入を考え、適切な発問や支持を出す等の授業を行えば、子どもたちは学級をきっと好きになり、授業規律もしっかり守られるに違いない、という目算が普及しているようである。
また、子ども同士の人間関係を良好に保つためには、どの子にも平等であることが必要である。掃除をしない等決まりを守らない子を注意しなかったり、一部の子のわがままを許したりするようでは、他の子にとっては看過できないものである。子どもにとっては友人関係が最重要な関係ともいえるので、最大限の配慮が必要といえる。
さらに話し合いでは、誰もが何でも言える雰囲氣、間違ったことを言っても冷笑や無視をしない雰囲氣、皆で決めたことは皆がしっかりそれを守るような雰囲氣、それらができれば学級崩壊は起きにくいはずであると考えられている。
以上にあげたことは、容易に達成できるものではないようであるが、教職員として学級経営に力を注ぎ、子どもたちから信頼され、保護者からも信頼されるような魅力ある学級作りをすることが期待されている。
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