昨今、教員採用選考では不正が暴露され、報道されている。こういう事実が公の目に明らかになるという事態は、非常に喜ばしいことである。そもそも試験や選考というものは、公平にそして冷徹に行われる必要がある。
面接時の質問で「どのような教職員になりたいか?」という、どのように答えても
面接担当者の好きなように(恣意的に)得点を操作できるものがある。こういう質問への返答は、テンプレを使うのが良い。文部科学省が教職員に必要とされる資質・能力を三個挙げている。それらを使えばよい話、というわけである。
①教育的な情熱・真剣さ、②教育的力量を身に付ける姿勢、③総合的な人間力を高める姿勢、ということを掲げている。これらの中で重要なものは、やれ①だという者は熱血教師を演じたり、③だというものは見分を広めると言ってギャンブルや不倫などに飲めるこむ者も一定数いるようだ。頭が悪いとしか言いようのないこうした事例はさておき、個人的には②が最重要ではないかと思う。
例えば保健体育などはトンチンカンな指導をしてしまうと、児童生徒の心身の安全が危険にさらされてしまうし、英語などでは指導効果の薄い方法が使用されるかもしれない。日々是改善、という意識で指導者には自己研鑽をしてもらいたい。🐈
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