主体的・対話的で深い学びを進めるための一案😸
平成29年告示の小学校・中学校学習指導要領及び平成30年告示の高等学校学習指導要領に記載されている「主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善に関する内容」についてだが、これについては各学校の教職員や教員採用選考出願者など、各自が多かれ少なかれ意識されていることだろう。一案であるが、図書室をうまく活用するという手が頭に浮かんだ。
学習指導要領には「学校図書館を計画的に利用しその機能の活用を図り、生徒の主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善に生かすとともに、生徒の自主的、自発的な学習活動や読書活動を充実すること。また、地域の図書館や博物館、美術館、劇場、音楽堂等の施設の活用を積極的に図り、資料を活用した情報の収集や鑑賞等の学習活動を充実すること。」とある。要するに、学校にある図書室を生徒の学習意欲喚起に活用してはどうか、という文部科学省からの提言が示されているということのようだ。
数学や保健体育など、読書活動を通してその教科・科目に関心を持つこともあるかもしれない。数学などならば、数学史などが思い起こされる。フェルマーやオイラー、ガウスといった数学者や我が国独自に発展した和算、そして和算発展最大の功労者と言える関孝和などに関する書籍や雑誌などを読むことにより、学習意欲が喚起されることも考えられる。
もっともこうした読書活動により学習意欲が喚起されるのは、ある程度の学力水準に達していることが必要条件として挙げられると思う。例えば九九を満足に言えない中学生や高校生に数学史の本を読ませても、学力向上という点から見ると、効果は薄いと言わざるを得ない。🐈💦
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