また、↑によってタンパク質の1次構造に重大な欠陥を生じる場合がある。それはどのような場合か?
着眼点としては、わざわざ「1次構造」と聞いているが、立体構造は1次構造で決まるので、当然立体構造にまで踏み込んでおくべきである。ただし、「1次構造」にこだわると意味不明となるので、そこは要注意。
コドンが終始コドンに変化するような点突然変異をナンセンス変異、コードするアミノ酸が変化する点突然変異をミスセンス変異という。前者では翻訳が途中で終わり、正常なタンパク質が合成されない。後者は、アミノ酸の化学的性質が変わるような変異であれば、タンパク質の1次構造の変化に伴って立体構造が変化し、正常に機能を果たすタンパク質が得られない。
|
|