令和義塾🛡中高生・高卒生・教員・留学志望者のための学習塾

仕事をしている人が意識する方が良いことや、我が国の在り方の改善策について述べるかも🐈

学校で情報機器使用を推進して、意味がないこともあるのでは?

 先日、反社会反日集団である日本教職員組合(略して日教組)が、我が国の停滞の元凶の1つであることは述べた。それよりも害は遥かに小さいが、最近の文部科学省の動きにも疑問を感じる点がある。それは、学校授業(しかも公立小や公立中)における情報機器使用の推進だ。具体的には、iPadスマホを学校の数学などの授業で使わせるという点だ。これには、いささかそう至らないといけないと判断された必然性が把握できない。

 というのも導入の背景に「従来の授業は、一方方向的でつまらないから、情報機器を使用して、児童生徒の関心を引き出そう」ということが見えるからだ。個人的な見解になるが、学習障害でもない通常学級に通う児童生徒で九九ができない生徒がいたとしよう。「そういう生徒が九九ができないのは、数学の授業がつまらないからだ。ならば、iPadスマホを利用させて、関心を高めて学習の動機付けを与えよう」というのは、壮大な無駄かつ本末転倒だと思うのだ。九九などの数学(もとい算数)の初歩的な型式は、体全体を用いて心身に叩き込むべきものであり、それをやる氣だのモチベーションなどを引き合いに出すのは、お門違いも甚だしい。まず型をたたきこむのが先だ。

 そうした基礎が身に付き、さらに進んだ内容を学習したいという児童・生徒がいる場合(多くの場合は私立学校や学習塾であろうか)、情報機器を使用するのは、問題はない。基本的に「やる氣のなさを、情報機器で埋めようとするな」というスタンスが必要かと思われる。