学校がいじめ問題に取り組まない(取り組めない)理由🐈
北海道の当時中学生女子がいじめを理由に自殺した事件が起きたのは平成31年・令和元年度であり、今からもう2年度も前の話になっている。さて、なぜ学校はいじめ(犯罪)対策に取り組まない(取り組めない)のだろうか?理由を考えてみるに、大きく3つある。
①教職員の絶対数が少ない:そのため、一人の教職員がいじめに氣が付きにくい。教職員は、学校在籍時はうまく立ち回ってきた者が多く、なかなかいじめに氣が付かないという特性があるように思われる。またいじめられたことがある者ほど、いじめに対して、外部機関との連携を考える、という調査結果もある。つまり、いじめられた経験がない教職員が多いため、外部機関との連携を思い浮かばないという構図がある。
②教職員の絶対数が少ないため、一人あたりの時間がない:これは①とも関連するが、教職員一人あたりがいじめ対策にかかわる時間が少ない。要するに、いじめ対策は最優先事項ではなくなり、日々の仕事(事務作業が多い)をこなすことが当面の目標になる。その結果、いじめ対策が隅に追いやられていき、後手に回ってしまう。
③採用形態に問題がある:そして採用形態に問題がある。公立学校教員採用選考では、現場で経験を積んでいるが、面接担当者に氣に入られない有望な候補者を落とす、という形態がまかり通ってしまっている。面接担当者は、自分より劣っており言うことを聞きそうな者を優先して採用し、判断能力や批判力のあるものを好んで落とすという現状がある。これは田舎に行くほど顕著なようだ。
以上3つを挙げたが、教育業界へは抜本的な改革が期待される。
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