令和義塾🛡中高生・高卒生・教員・留学志望者のための学習塾

仕事をしている人が意識する方が良いことや、我が国の在り方の改善策について述べるかも🐈

いじめや体罰は人災だが、天災にも備えよ😸

 前々回はいじめ、前回は体罰について取り上げた。いずれも人災であるが、学校に通う人は教職員が備える必要があるのはこれだけではない。我が国は地震や台風などの天災も多く、これらにも備えをしなければならない。天災に備えることは我が国に住む者としては必須といえ、子どもたちに対しても「自分の命を自分で守ることのできる力」の育成が求められている。これから、教職員が学校における防災教育で意識しておくべきとされていることを模範的に書いておく。筆者もこべえが諸手をあげて賛同しているわけではないが、部分的にあるいは大部分は、まあそうだよなと思うことではある。

 教職員はまず第一に、子どもたち一人ひとりが、緊急時に落ち着いて行動するための基礎・基本を身に付けさせる必要がある。そのために、災害が自分たちの近くで発生した場合、どのように対応したらよいか、グループで話し合い、対応策を検討させることが有効といえる。避難訓練の場では、具体的な事例(地震や集中豪雨、火災など)をあげ、自分ならどのようにするか、問題点はないかを考えさせることも妥当であろう。防災センターのような場所があれば、起震車の体験、煙の中を避難する体験、消火器を実際に使う体験なども体験できる。これらにより、子どもたちの危機回避能力が育成される。

 第二は、地域の防災上の問題点を知ることである。自分たちが住む知育の危険地図等を調べ、地域と連携した防災訓練への参加を進め、災害から身を守る手立てを考えさせる。過去に地域で発生した災害事例があるかどうかを調べたり、語り継がれてきた話がないかをお年寄りに聞くのもよい。これにより、安全に対する資質や能力の向上が見られる。

 学校としても危機管理マニュアルの見直しを進め、安全点検の実施を行い、教職員の理解を徹底させる必要がある。保護者に対しては、地域の防災訓練などに子どもとともに積極的に参加するように勧める。地域の人が子どもを見知っているかどうかは、災害時に重要となる。教職員はこうした活動や学習を通し、子どもだちが自らを安全で行動でき、他の人や社会の安全に貢献できる状態を目指すよう導いていくことを念頭に置くことが求められている。

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