職員間の連携が必要な事例:保健室登校への対応🐈
近年、社会環境や生活環境の急激な変化は、児童・生徒の心身の健康にも大きな影響を及ぼしている。保健室利用状況に関する調査(平成18年度)においても、子どもの心身の健康問題が多用化しており、来室利用の理由の背景に身体的な問題よりも心に関する問題を抱えている子どもが多いことが明らかになっている。一般的に主張される取るべき対応は下記である。なお、保健室登校をしている生徒をAさんとしている。
①味方であることを理解させる。
・Aさんに寄り添い、今抱えている問題を必ず解決に向かわせることを理解させる。
・Aさんの遅刻や保健室登校の原因を、保護者の協力を得て探る。
②「安心して通うことができる学級作り」を約束する。
・担任として、Aさんを守り抜き安心できる学級にすることを約束し、安心感を持たせる。
③保護者や養護教諭・全職員と連携し、Aさんが相談できる環境をつくる。
・悩みや思いを相談室や保健室などで相談できる環境をつくる。養護教諭にAさんの相談相手になることを依頼し、保護者と連携して解決策を探る。
以上の事柄を中心に取り組むとともに、きめ細かい健康観察や個に応じた学習指導、学級での居場所作りなどを確実に行い、不登校になることなく、スムーズに学級に戻ることができるよう、校長はじめ先生方の指導を受けながら指導を勧めていきたい。
|
|