令和義塾🛡中高生・高卒生・教員・留学志望者のための学習塾

仕事をしている人が意識する方が良いことや、我が国の在り方の改善策について述べるかも🐈

児童・生徒が交通事故に遭遇した場合の対応策😸💦

 担任(や副担任をしている)学級の児童・生徒が、「下校の途中に交差点で自動車と接触をする事故に遭った」という連絡を保護者から受けた場合、どのように対処することが期待されているかということを述べようと思う。

 教職員は、交通事故が発生したという情報を得たら、事故現場であれ、病院であれ、被害児童のいる場所に行き、声掛けを行い、安心感を与えるようにすることが期待されている。その際は、事故に遭って肉体的にも精神的にも大きなダメージを受けている児童・生徒の氣持ちを考える必要がある。けがの程度によっては、保護者は心配しているはずである。保護者の心情を察し、必要に応じて相談に乗り、親身になって話を聞く。その後、事故の状況や事故が起こった原因等を警察等に確かめるなどして、分かる範囲で調べ、学校に報告をすることが肝要である。

 事故に伴い、児童・生徒が入院したときは、見舞って児童に安心感を持たせるようにする。入院が長くなるときは、回復期を見計らい、学習の遅れが出ないように個別に指導したり、学習に使用した教材を届けたり、自学自習に取り組むよう指導する。

 次に、学級の児童に対しては事故の概要を伝え、子どもたちの心の安定を保つことを念頭におくことが大切である。心配する児童・生徒がいれば、話を聞き、精神面のケアをすることも求められる。

 さらに、事故の再発を防ぐため、交通ルールのいっそうの遵守・自転車の安全な乗り方等の交通安全指導の実施・集団下校時に互いに安全を確保し合う人間関係を醸成し、交通安全間隔を高めることも大切である。

 加えて、二度と同じような事故が起きることがないよう、通学路の安全点検を児童や保護者、地域の人々と協力して実施することも念頭に置くべきである。危険箇所があれば、改善するよう校長を通して教育委員会に要請することも必要である。

 このように教職員は、児童・生徒の登下校中の交通事故防止に努め、全力で児童・生徒の安全確保に取り組んでいくことを頭に置いて行動すべきといえる。