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仕事をしている人が意識する方が良いことや、我が国の在り方の改善策について述べるかも🐈

教員採用面接対策その2:まず「生きる」ことを重視している場合😸👍

 先の記事では、「情報・キャリア教育」「知・徳・体のバランスの取れた生きる力の育成と特別支援教育」を教育基本振興計画の初めに打ち出している千葉県について取り上げた。今回は、「いのち」を最初に掲げている山形県について考えてみたい。

 令和2年度から6年度の5年間にわたる山形県の教育振興基本計画には、基本方針が4つある。その最初に「「いのち」を大切にし、生命をつなぐ教育を推進する」とある。そしてそのあとで、「豊かな心・健やかな体」「確かな学力」「社会で自立できる力」が述べられている。法令には先に出てきた方をより重視するという特徴があり、山形県の場合は、「いのち」を最重要視しているととらえることができる。

 基本方針Ⅰにある「「いのち」を大切にし、生命をつなぐ教育を推進する」ことを達成するための施策として3つが挙げられている。それぞれ「「いのち」の教育の推進」「思いやりの心と規範意識の育成」「生命の継承の大切さに関する教育の推進」であり、県が重要視しているものの特徴を知ることができる。

 このように、各自治体で最重要視しているであろうものに違いが見られる。自治体別対策をする際は、その自治体のみを見るのではなく、複数の自治体を比較すると、新たな発見があり、興味深く感じられることもあろうと考える。