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教員採用選考での最後の砦:面接での「なぜこの自治体か?」への回答例😸👍

 暑い中、教員採用選考対策お疲れ様です。(これを読んでおられる方の中には、寒い季節や学習に適した季節の方もおられるとは思いますが。)

 今回は、採用選考の最後の砦である面接で頻出の質問である「なぜこの自治体で仕事をしたいか?」への回答について取り上げたいと思います。

 この質問への回答として、即アウトとなるのは「この自治体で育ったので、身近に感じるから」というものです。これは、絶対にやめましょう。ではどんな回答がよいのでしょうか?

 妥当な回答例は、各自治体が掲げている教育振興基本計画から引っ張り出しましょう。例えば、千葉県を例にしますと、令和2年度から6年度までは、「第3期教育振興基本計画」が掲げられています。その基本計画の中には、基本目標が4つあります。それぞれの基本目標の下に、取られるべき施策が述べられています。よって、目標と施策を面接で伝えると、効果的なアピールになると考えられます。

 では、具体的に見ていきましょう😸👍

質問「あなたはなぜ千葉県を志望しましたか?」

回答例1「教育振興基本計画に掲げられている基本目標1にある、「ちばの教育の力で志を持ち、未来を切り拓く、ちばの子供を育てる」という点に共感しました。人間が自立していく過程において、志を持つということが必要になると思います。そうした人が社会や世界をよりよい場所にしていけると考え、そうした人を育てていきたいと思い、志願しました。具体的な施策としては、施策1にある「人生を主体的に切り拓くための学びの確立」に挙げられている、情報活用能力を育むICT利活用の推進や学びを将来へとつなぐキャリア教育の推進の2つに特に関心があります。」

回答例2「教育基本振興計画に掲げられている基本目標1にある、「ちばの教育の力で志を持ち、未来を切り拓く、ちばの子供を育てる」という点に共感しました。施策1から3では、それぞれ知・徳・体のバランスの取れた育成、つまり生きる力についての具体的な方法が述べられています。それに加えて、施策4では特別支援教育への取り組みが記載されていました。教育に特別支援教育の知見が必要であることは、時代の流れから適切であり、時代にあった対応をしている自治体なので、自分の志向に合っていると考え、志願しました。」

 以上、回答例を2つ述べました。回答例1では情報教育とキャリア教育といった、情報社会に即した内容を記しました。回答例2では、特別支援教育の視点を小中高の教育に取り入れることを述べました。いずれも、今後の教育に必要なことと言えます。