新学習指導要領の基本的考えとカリキュラム・マネジメント推進について🐈
今回の学習指導要領改訂のポイントは、まず「何ができるようになるか」という観点から育成を目指す資質・能力を3つの柱で整理している。
次に、「何を学ぶか」という観点から、新しい時代に必要となる資質・能力を踏まえた教科・科目等の新設や、資質・能力の3つの柱に即して各教科等の目標・内容を構造化している。
そして、「どのように学ぶか」という観点から、「主体的・対話的で深い学び」の視点からの授業改善を図ることを目指している。
各学校では、このような「何ができるようになるか」「何を学ぶか」「どのように学ぶか」を意識しながら、そのための条件整備や学習評価を含めた教育課程の展開を学校全体として円滑に進めること-すなわち「カリキュラム・マネジメント」の推進-を通して、「社会に開かれた教育課程」の実現を目指すことが重要である。
カリキュラム・マネジメントは、「社会に開かれた教育課程」を実現するための手段である。したがって、学習指導要領総則に規定している3つの側面については、あくまでも目的に迫るための手段であることに留意する必要がある。そのためにも、教育課程と各学校の教育目標とのつながりをしっかりと作っておくことが大切である。その際、教育目標に照らしながら各教科等の授業のねらいを改善したり、教育課程の実施状況を評価したりすることが可能となるよう、教育目標は具体性を有するものであることが求められる。
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