令和義塾🛡中高生・高卒生・教員・留学志望者のための学習塾

仕事をしている人が意識する方が良いことや、我が国の在り方の改善策について述べるかも🐈

「ウェルビーイング」という用語の確認🐱

 第4期教育振興基本計画では、「令和22年 (2040年) 以降を見据えた持続可能な社会」と「日本社会に根差したウェルビーイング」を二枚看板として、今後の教育を行っていくことが示されている。今回はここで言及されている「ウェルビーイング」について、深堀りしようと思う。

 「ウェルビーイング」とは、身体的・精神的・社会的に良い状態にあることをいい、短期的な幸福のみならず、生きがいや人生の意義など将来にわたる持続的な幸福を含み、また個人のみならず、個人を取り巻く場や地域、社会が持続的に良い状態であることを含む包括的な概念と定義されている。

 我が国では、自尊感情や自己効力感の高さといった「獲得的な幸福感」に加え、人とのつながりや思いやり、利他性、社会貢献意識といった「協調的な幸福感」がウェルビーイングの実現に重要な意味を持っていると考える人が多いようである。「自分も皆も幸せに」と考える傾向のある我が国には、個人が他者や地域と関わりながら、個人と社会のウェルビーイングを共に実現していくことができる土壌があるといえる。