令和義塾🛡中高生・高卒生・教員・留学志望者のための学習塾

仕事をしている人が意識する方が良いことや、我が国の在り方の改善策について述べるかも🐈

家庭・学校・職場の死角:モラハラに注意

一般的に「いじめをしてはいけない」と言われる。これに対して、表立って反対をする人は、あまりいないであろう。それをすると、社会的な落伍者という烙印を押されるし、本人もそれを分かっているからだ。しかし現実には、人を平氣でからかったり、いじったりする人が多いのが実情ではないだろうか。この「いじり」と、本人たちが言っているものが、実は「いじめ」であると、分かっていない人が少なくない。これは由々しい事態である。

この数年間の出来事であるが、「疲れた顔をしている」「表情が暗い」という言葉を投げかけられた。普段は、『るろうに剣心』に出てくる斎藤一のような顔をしている私ではあるが、幸福感を感じれば笑うし、かなしいことがあれば表情も曇る。それにも関わらず、人を一元的にこうだ、と決めつけるのは、それはそれで問題があろう。読者の方にも、こういう言葉を投げつけられたひとも少なからずいるのではないだろうか?

人には多面性があるので、そのときの状況によって、表情が変わるのは、当たり前だ。私に関して言えば、ちょうどそのとき、公私共々大変に感じていた時期であり、しかも同僚の負担が自分より軽く思えたので、こういう心境であった。もちろん、周りの人の負担が軽いわけではなかったのだが、自分が立場上、矢面に立たざるを得ない状況であったので、余計に負担に感じたのかもしれない。

この状況は、理解のある他の同僚たちにより、無事乗り切れた。持つべきものは、まさかの時の友だなと、思えた。「まさかの時の友こそ、真の友」とは言い古された言葉ではあるが、普遍の真実といえるな、と初めて思えた。モラハラにあっての、数少ない収穫は、こういう心境になれることかもしれない。