令和もこべえ

仕事をしている人が意識する方が良いことや、我が国の在り方の改善策について述べるかも🐈

学習指導要領前文について(第2回目/全3回)🐈

 前回、「従来の学習指導要領には前文がなかった。今回の改訂で、前文が新たに加わった」という趣旨を述べた。今回は、その前文の中盤について考察しようと思う。(前文は学習指導要領の1ページ強とやや長いので、3分割にした。今回はその2回目。)

 前文の中盤を抜粋すると「これからの学校には、こうした教育の目的及び目標の達成を目指しつつ、一人一人の生徒が自分のよさや可能性を認識するとともに、あらゆる他者を価値のある存在として尊重し、多様な人々と協働しながら様々な社会的変化を乗り越え、豊かな人生を切り拓き、持続可能な社会の創り手となることができるようにすることが求められる。このために必要な教育の在り方を具体化するのが、各学校において教育の内容等を組織的かつ計画的に組み立てた教育課程である。」と書かれている。つまり各教職員は教育基本法を念頭に置き、児童生徒を全人的に伸ばすために、教育課程に基付いて日々の仕事を成すことが求められている。

 続いて「教育課程を通して、これからの時代に求められる教育を実現していくためには、よりよい学校教育を通してよりよい社会を創るという理念を学校と社会とが共有し、それぞれの学校において、必要な学習内容をどのように学び、どのような資質・能力を身に付けられるようにするのかを教育課程において明確にしながら、社会との連携及び協働によりその実現を図っていくという、社会に開かれた教育課程の実現が重要となる。」と述べられている。ここでは、児童生徒と社会の将来を展望することを意識させている。つまり教職員は、児童生徒と社会のつながりを作り、将来の社会を創り上げていくことを理念として持ち、日々の仕事をしていくことが期待されているといえる。

 日々の仕事に埋没して、このことは頭から抜け落ちることが多いと思われる。教職員のみならず、社会で仕事をする者全てが、これを意識する必要があるのではないだろうか。