新型コロナウイルス、収束しない可能性もある。
世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルス。北半球での収束は氣温が上がる
夏か(?)と言う声もあるが、収束しない可能性も小さくはない。これは怖ろしいことである。以下、詳しい人の書いたもの。↓
塩素は猛毒で、第一次世界大戦でドイツが使って大問題になったのですが、上手に
使えばとても便利な物質です。たとえば、私たちが飲料としている上水道は、最後は
塩素消毒。蛇口で残留塩素濃度を測定し、塩素がゼロだったら飲料としては不適格と
なります。ただ、使いすぎるとカルキ臭くなるので、消毒前の水の浄化、最小限の
塩素投入とすることが必大切です。さらに、塩素は史上最悪の毒物を生成する
可能性があります。史上最悪の物質はふたつ。
一つはプルトニウム239。これは原爆と原子炉の中で生成されます。広島原爆は
ウラニウム原爆、長崎原爆がプルトニウム原爆です。原爆と原発は物理学の同じ
原理を利用しているわけですから、原発の生命に対する犯罪性は、原爆の人類への
投下と同じと私は考えています。しかし、プルトニウムは今回は別問題。
コロナで問題なのは塩素です。塩素すなわちCL元素を含む物質を焼却すると、
2378ダイオキシンを生成します。これがプルトニウム239に匹敵する最悪の猛毒
物質で、DNAを傷付けるので、非常に強い催奇形性を持っています。ベトナム戦争で
米軍が使用した枯葉剤の中に2378ダイオキシンが含まれていて、二重胎児、無脳症などの非常に深刻な先天異常を生じました。
一昔前は、各市区の自治体がゴミを集めて焼却処分していました。そこに例えば塩化ビニールが紛れ込んでいて、それを燃やすとダイオキシンが発生してしまいます。
それで今は、各市区あるいは会社や学校などでの小規模焼却炉は禁止です。昔、
ビニールなどのない時代、落ち葉を集めて焚き火したものですが、(垣根の垣根の
曲がり角、焚き火だ焚き火だ落葉焚き♯)、今はそのようなことをしたらダイオキシンを作ってしまうのです。
そこで今では、ゴミはすべて市区の境を越えてある特定の施設に集められ(23区の
場合、区が連合して組合を組織し、その組合がゴミ処理しています)、高温高性能の
焼却炉で焼却して処理。発生した焼却灰はセメント工場に運んで、セメントの材料と
して利用しています。性能の悪い小規模焼却炉でゴミを燃やすと、生活の周辺が
ダイオキシンに汚染される恐れがあるのです。塩素にはこのような功罪の両面が
あります。しかし、消毒用としては抜群の利用のしやすさと効果がありますので、
今も医療用その他として使われているのです。
汎白血球減少症は、感染力が強力で致死率はほぼ100%に近い、最悪のウイルスです。人には感染しません。ただ、幸いなことに、ワクチンが非常に有効で、皆さんが
猫に接種させている3種ワクチンは、ほとんどポルボ対策と言っても良いくらい
なのです。残りの2種は、ヘルペスウイルスとカリシウイルス対策ですが、
ワクチンをやっていても罹患してしまいます。人間のインフルエンザワクチンと
同じで、かかっても軽く済むから予防接種しておきましょう、というレベルです。
しかしパルボウイルスに関しては、接種しているか、いないかの差は、生死の差に
なってしまいます。コロナウイルスの厄介さは、前にレポートしています。
コロナウイルスはごくありふれたウイルスなのですが、今回の新型コロナは、
パルボウイルスとは違った脅威を持っているようです。新型コロナは、発生当時の
弱毒性(第一世代)、変異後の第二世代は強感染性、第三世代は強毒性です。この三世代の新型コロナが入り交じって、複雑な影響を人間社会に与えているのだと思います。
ただでさえ突然変異を起こしやすいRNA遺伝子からなる新型コロナは、更に非常に
長い遺伝子になっていて、二重に変異しやすい性格を持っているようです。
もしかすると、ペストやスペイン風邪を上回る、人類史上最悪のウイルスに成長
するかもしれません。新型コロナは急速な発展途上にあるウイルスで、最悪の場合、
強伝染性と強毒性を合わせ持つ、史上最悪のウイルスに発展する可能性さえあると思います。もしかしたら、ワクチンもできないかもしれません。猫コロナウイルスFCoVは、時にFIP猫汎白血球減少症を発生させます。これは白血球がなくなってしまう病気です
から、罹患した猫は、あらゆる病状を呈して苦しみながら死んでいくのです。検疫室では一度だけですが、愛護センターから来た猫に発生しました。多頭崩壊でセンターに
収用された十数頭の猫の内、数頭を引き受けたのですが、その中からパルボが発症しました。汚染源は多頭崩壊現場ではなく、センターです。センターは施設のどこかが
パルボに汚染されているのです。その時検疫室は、園芸用の乾電池式電動噴霧器で、
天井に至るまで塩素で消毒しました。そこまでいかなくても、それくらいの警戒心を怠ってはならないのが新型コロナであると、私は思っています。新型コロナには十分以上の警戒をお願いします。