教職員に一番必要な資質とは?😸
この問いへの回答については、個々人が思うことはあるのではないだろうか。専門性こそ重要と言う人もいれば、明朗さが全てという人もいるようである。こういうときに参照すべきなのは、(面接を通過する点では)文部科学省より出された「あるべき教師像」であろう。これを踏まえた回答が求められている。
文部科学省が掲げているのは「教職に対する強い情熱」「教育の専門家としての確かな力量」「総合的な人間力」の3つである。これら3つ(特に情熱と人間力)は数値で測定できないので把握しにくいが、これらの要素を兼ね備えていることが求められている。よって、情熱・力量・人間力に絞ればよいであろう。
質問例として考えられるのは「さまざまな教育課題のある中、教職員に一番必要な資質とは何だと思いますか?」である。これへの回答例の一つは「児童生徒への教育的愛情だと思います」程度でよい。次に飛んでくるのは「なぜそのように思うのですか?」であろう。これには「教育的愛情は教育の出発点で、愛情のない教育はあり得ないからです」とでもいえるであろう。
まず思うところを聞き、次にその理由を聞く、という流れであったが、さらに飛んでくるのは「そのためにあなたはどのような努力をしていますか?」であろう。これには「いろいろな人やあらゆる出来事から生き方を学んでいます。教職員になってからも、自分を磨く努力を常にしていきたいと思います」などでよい。たゆみなく前進する姿勢が求められているようである。
このような問答は、点数化しにくい(採点者の好みで点がついてしまう)ようにも思われるが、オーソドックスな回答は身に付けておいてよいかもしれない。
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