「社会に開かれた教育」とは?😸
最近の記事で、人災や天災等の予防・対策等を取り上げた。これらはいわば後衛的な内容である。今回は前衛的な内容を取り上げてみたい。それが「社会に開かれた教育」である。これは学習指導要領に示された事項で、いうならば「より良い学校教育を通してより良い社会を作るという理念を学校と社会が共有して、その実現を図っていくこと」だと思われる。
そうした学校教育と社会との連携がどのようになされるかという問いかけが生じるかもしれない。これについては、学習内容をどのように学び、どのような資質・能力を身に付けられるようにするのかを教育課程で明確にして、地域社会の要請も考慮に入れていくことが大切である。
そもそもなぜ「社会に開かれた教育課程」が求められているのだろうか。そうした問いかけへの回答になるものの一つに「社会の情報化」が挙げられる。人工知能(AI)の飛躍的進化等、社会の構造的な変化が進む中で、持続可能な社会の作り手となる子どもたちの知識の質を高めるために、学校教育で育まれる資質・能力を、学校と地域社会が共有して連携することが必要といえる。
「しかし、それは今でも行われているのでは?」と思う方もいるかもしれない。現時点では、学校での授業補助、ICT活用の学習支援等が行われている。これからは、学校教育の目指すところを地域社会とより一層共有しながら、学校と地域社会が一体となり推進することが不可欠といえる。
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