令和義塾🛡中高生・高卒生・教員・留学志望者のための学習塾

仕事をしている人が意識する方が良いことや、我が国の在り方の改善策について述べるかも🐈

算数・数学教育にかかわる数学の変化😸

 算数・数学教育では平成中盤あたりから、社会とのかかわりで数学的リテラシーの重要性が叫ばれ始めた。OECDは、平成14年からPISAによって、義務教育終了段階の15歳児が持っている知識や技能を実生活の場面でどれだけ活用できるかとして、読解力・数学的リテラシー・科学的リテラシーなどのリテラシーを調べ始めた。PISA2012では、リテラシーの調査問題の構造は、「知識領域(内容)、解決する能力(プロセス)、状況・文脈」の3つの側面からなっている。そして、数学的リテラシーについては、「知識領域(内容)」は、量、空間と形、変化と関係、不確実性とデータからなり、「関係する能力(プロセス)」は、数学的問題解決の数学的プロセスにおける能力(コンピテンシー)として、定式化(状況を数学的に定式化すること)、適用(数学的な概念、事実、手続きを適用し、推論すること)、解釈(数学的な結果を解釈、応用、評価すること)、からなり、「状況・文脈」は、私的、職業的、社会的、科学的のそれぞれの用途からなっている。つまり、子どもが社会に出た時に、様々な文脈において数学的に問題解決ができるのかが問われている。

 我が国では、平成20年に「科学技術の智」プロジェクトの中の数学者や数学教育者が、日本人が心豊かに生きるためにすべての成人が持ってほしい数学的リテラシーを提案した。これらの数学的リテラシーは、学校を越えて社会で活きる数学の力とは何か、そして、そのような力を育むための、人間の生涯を見通した算数・数学教育とはどうあるべきかを問いかけている。なお、科学技術の智プロジェクトでは、数学を含めて、生命科学、物質科学などの7つの科学技術の分野のリテラシーが論じられた。その議論を通して、これからの民主的な社会において心豊かに生きるには、科学技術のリテラシーとともに、人間の生き方や社会のあり方や歴史の見方などの人文系のリテラシーも必要不可欠であるとされている。

 なお、自分は上記のプロジェクトに関し、数学や生命科学や物質科学などの自然科学分野については前から知っていたが、歴史などについては知らなかった。日本学術会議など、美名の下に反社会反日主張をするようなけしからん団体も世の中にはあるので、このような反社会的なことを主張してはいないか、上記のプロジェクトについて精査することにした。賢明な読者諸氏も、我が国とあなたの後進によき展望を残すため、日々精進していくのは、いかがであろうか。🐈

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