部活動の正しい位置付け😸
甲子園では高校野球選抜大会が行われている。東海大相模や明徳義塾、智辯和歌山などは今大会は出場を逃しているが、天理や大阪桐蔭などの学校は出場している。名門校といえども毎年主力選手は入れ替わるので、監督に当たられている先生たちは、日々の練習方法や選手選出など、多様な策を試しているようだ。
さて、学校における部活動に関しては、昨今「長時間労働」「無賃労働」という名目で、議論が高まってきている。ここで学習指導要領における部活動の位置付けを確認しておきたい。
学習指導要領の総則には「生徒の自主的、自発的は参加により行われる部活動については、スポーツや文化、科学等に親しませ、学習意欲の向上や責任感、連帯感等の涵養等、学校教育が目指す資質・能力の育成に資するものであり、学校教育の一環として、教育課程との関連が図られるよう留意すること」とある。
これを鑑みるに、よく忘れがちな点は「部活動は教育課程にはない」ということである。高校球児に限らないが、よく「部活をしてるから、数学などやらない」などと言っている者もいる。建前上、これは良くない。身分は中学校・高等学校生徒なので、数学を始め、教育課程内の学習をするのは当然である。もっとも将来その教科や科目等を使うかと問われれば、それは大いに疑問である。しかし、そうしたことを習得しないと「この程度のことができない人が、何の役に立つのか?」と言われるのは、よくある話である。🐈💦
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