資質・能力の三つの柱と学習評価の改善について🐈
今回の学習指導要領改訂では、各教科等で何を学ぶことにより児童生徒にどのような資質・能力を身に付けさせるのかが明確された。それはつまり、「児童生徒にどういった力が身に付いたか」という学習の成果を的確に捉え、教職員が指導の改善を図る、いわゆる指導と評価の一体化が実現されやすくなったということである。
高等学校においては、観点別学習状況の評価をさらに充実し、その質を高めることが求められている。そのため、文部科学省からの通知において、観点別学習状況の評価に係る説明を充実するとともに、指導要録の参考様式に記載欄を設けることとされた。
「資質・能力の三つの柱」をバランスよく育成するためには、それぞれの観点の柱ごとに生徒の学習状況を評価し、指導や学習の改善につなげることが重要である。また、新学習指導要領に基とする大学入学者選抜の実施は令和6年度からであるが、大学入学者選抜は、令和2年度から受験生の「学力の3要素」について評価するものに転換されていく。高等学校における観点別評価の充実の重要性について把握し、充実に向けた取り組みを進めていくことが大切である。
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