教科等横断的な視点が必要🐈
社会や地域と関わりながら探究的な学習などを進めていけば、おのずと教科等横断的な視点に立たざるを得ない。しかしそもそも高等学校においては、教科等の専門性が高く、カリキュラム・マネジメントの側面の一つでもある教科等横断的な視点での教育課程の編成・実施が困難との声も聞かれる。
そこでまず、他教科等の関連を重視する「総合的な探究の時間」を中心として教育課程を編成することが考えられる。各学校において定める総合的な探究の時間については、各学校における教育目標を踏まえることとしているからである。自校の生徒にどのような資質・能力を育成することを踏まえて学校の教育目標が定まったならば、総合的な探究の時間の目標と内容を定め、全体計画と年間指導計画をおおよそ作成した時点で各教科等との関連を検討するといったことが考えられる。
高等学校においては、まずは他教科の授業を見合うことで、担当教科との関連を意識した指導につなげていくことも考えられる。これからの時代に必要な資質・能力を生徒に育むために、担当教科を超えて教科等横断的な視点から教育課程の編成・実施に努める必要が生じてきた。
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