時折、ドラゴンボールをまた見たいなと思うことがあり、折に触れて内容を見ていることがある。ドラゴンボールは、少年期に見ていたが、見る者をワクワクさせるなにかがあるとの同時に、いま思えば「愛」の物語であるといえるのではないか。
ひねくれていた程度のクリリンはまともな方だったし、盗賊だったヤムチャや殺し屋だった天津飯は、そこまでの巨悪ではなかったが、大魔王であったピッコロや惑星の地上げ・住人の殺戮・破壊などをしていたベジータなどは、自他共に認める大悪党だった。
クリリン・ヤムチャ・天津飯などは、悟空や武天老師などとの出会いや生活の中で本来の心情を取り戻した。ピッコロは悟飯との時間で人間の心を持ち、ベジータは悟空やブルマ・トランクスなどとの時間の中で、次第に人間味を増していった。また、ブウも元は魔人として登場したが、ミスターサタンとの触れ合いの中で、信頼が生じたのだろう。
力で制圧することも一時はあるが、ドラゴンボール全体に流れるテーマは「愛」ではないだろうか。
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